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【大特集】超大阪 魅惑のアート・シティへ

芸術新潮 2025年6月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2025/05/23

発売日 2025/05/23
JANコード 4910033050650
定価 1,500円(税込)
●目 次

【大特集】超大阪 魅惑のアート・シティへ

PROLOGUE
安藤忠雄
大阪から世界へ。「闘う」建築家の50年

巻頭グラフ

超大阪MAP

なにわ博士と行く超大阪
解説 橋爪節也

  • エリア別
    大阪でアートを見るならここ!
    美術館&アートスポット案内
  • chapter
  • 01 万博記念公園を一日エンジョイ
    太陽の塔/大阪日本民芸館/国立民族学博物館
  • 02 中之島はアートの島
    大阪市立東洋陶磁美術館/大阪中之島美術館/国立国際美術館/中之島香雪美術館
  • 03 “お太子さん”のお膝元、天王寺で眼福を
    大阪市立美術館/四天王寺・宝物館/あべのハルカス美術館
  • 04 “日本一の境地”大阪城とその周辺
    大阪城天守閣/大阪歴史博物館/藤田美術館
  • 05 アートとコミュニティがそだつ街 北加賀屋へ
  • 06 上方伝統芸能の粋を味わう
    大阪松竹座/国立文楽劇場/天満天神繁昌亭
  • 07 なにわみやげに、ミュージアムグッズはいかが?
  • 08 お茶時間はクラシック&モダンな名建築で
    ダイビル本館/大阪府立中之島図書館/新井ビル/芝川ビル/北浜長屋

COLUMN
大阪映画の味わい
文 戸田 学

とに~、万博へ行く
EXPO2025開幕レポート
文 とに~

永山祐子インタビュー
万博でみつけた可能性と挑戦

国際芸術都市大阪へ!
Studyは万博に並走する


◆ Art News exhibition ◆

アーティストたちは考えた
ゴジラとは何か?

嗚呼、よみがえれ
ポーランド
若き熱き絵筆に託された祖国への思い

タピオ・ヴィルカラ
自然を象り、未来を夢みて

  • ◆ Review ◆
  • リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」より
  • すずえり(鈴木英倫子)
  • アンゼルム・キーファー
  • 伊賀美和子

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈98〉
ルネ・ラリック

とんぼの手帖〈18〉
国宝仏師・運慶

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈131〉
文 堀江敏幸

三浦 篤×森村泰昌
キテレツ絵画の逆襲〈10〉
日本近代洋画を見つめなおす
最終回 世界の中のキテレツ絵画

千住 博の
知となり肉となり〈23〉
忘れ得ぬ人々 1

山下裕二の
新・今月の隠し球〈40〉
寺本 愛(下)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈27〉
筒井康隆さん

◇ PICK UP ◇

  • movie 佐々木敦
  • book 諏訪 敦
  • recommend 編集部のおすすめ!
  • ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈59〉
    小田原のどか
  • exhibition 全国展覧会情報

ART CAFÉ
GALLERY'S PLAZA

次号予告

▼芸術新潮特別企画

「大阪・関西万博」開催を機に
アートスポット in 大阪
OSAKA INTERNATIONAL ART 2025/堺市/フェッラーリ/電力館 可能性のタマゴたち/観音宗本山あびこ山大聖観音寺&奈良国立博物館

「不易流行」の美を描き抜く 日本画家 岩谷晃太の決意と挑戦

150年生成し続ける“ゴッホ現象”の謎に迫る

フィリピンの新鋭クリスティーナ・ロペスは
デジタルとアナログの境界を軽やかに越える

山田啓貴、復活! 新たなる沈黙の旅路へ

日本近代洋画のミカタ〈10〉
最終回 黒田の安息地

最新号PICK UP

大阪では建築ウォッチングと、まったり喫茶タイムがおすすめ!

芸術新潮
古代中南米風の意匠が異彩を放つ「芝川ビル」(1927年竣工)。
芸術新潮
大阪市西区の「喫茶水鯨」前で入店を待つ「なにわ博士」とT編集長。撮影:筒口直弘(本誌、2点とも)

 3月、万博開幕を目前に控えた大阪へ行ってきました。弊誌初「大阪特集」の取材です。

 私事になりますが、大阪の北摂地域で10代を過ごしながらも、いつしか東京に長くなりました。もとより彼の地の歴史文化に精通しているわけでもありません。なので、新鮮な気持ちで臨ませていただきました。 担当したのは美術館・アートスポットのガイド記事ですが、とりわけ興味深かったのは、船場界隈を中心に点在するモダン建築。大正から昭和にかけて、この街が繁栄を極めた「大大阪(だいおおさか)時代」に建てられたビルディング群です。その多くがリノベされ、往時のすがたをとどめつつ店舗やオフィスとして活用されています(生活していた頃は、あまりに身近過ぎてスルーしていました……)。そういえば、昨今、各地で近現代建築を観賞するイヴェントが人気を呼んでいますが、大阪の「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)」は、すでに10年目を迎えるそうです(今年は10月25、26日に開催)。誌面では、建物を愛でつつカフェを楽しめる何件かをご紹介しています。

 カフェといえば、同時期に取材に赴いたT編集長(関東人)が注目していたのが、大阪の喫茶店文化。都内では今やコーヒー・チェーン店が主流となっていますが、大阪では、まだまだ古くからの「純喫茶」が目を引くとのこと(そういえば、最近、大阪にUターンした旧友も同じことを言っていました)。レトロな店内でいただく、店主こだわりのコーヒーや丁寧な手作りサンドイッチ……。ゆったりと“濃いめ”のブレイクタイムを過ごせる空間がたくさんあるって良いですよね。

 さて、特集に登場するのは、アートスポットだけではありません。大阪が生んだ世界の建築家・安藤忠雄さんの最新インタビュー、美術史から文化資源まで大阪を知り尽くした「なにわ博士」橋爪節也先生によるディープな街案内、アートテラーとに〜さんの万博笑撃ルポなど盛りだくさん。既存のガイド本にはない、旬でスペシャルな記事が満載です。万博に行く方も行かない方も、地元の方もそうでない方も、ぜひ手に取って大阪の面白さ、奥深さに触れてみてください。みなさんからの、ご意見・ご感想をお待ちしています!

この号の誌面

編集長から

うめきたから万博まで
絶賛パワーアップ中の
大阪の「いま」を探しに

 小誌部員の出張先は京都が圧倒的に多く、実感としては七、八割を占める。2022年に大阪中之島美術館が開館してからは大阪行きもやや増えた気がするものの、それでも限りがあった。ところが今回、調べる程に取材する程に、この町の格好良さが半端ないことがわかってきた。大阪駅北側、いわゆるうめきたの再開発なんか、渋谷の混沌ぶりと比べて羨ましいばかりだが、それ以前にじつは大阪駅自体が知られざる傑作建築だったりもする。特集「超大阪 魅惑のアート・シティへ」ではプロローグに安藤忠雄氏が登場、大阪の町作りへの思いを熱く語る。先述の中之島美術館をはじめとする実力派ミュージアムに加え、名建築で楽しむカフェ、アーティストが集まる注目エリアなど、編集部の推しスポットもたっぷりご紹介する。
 アートニューズでは、「ゴジラ・THE・アート展」をレポート。アーティストたちの思考と試行が、ゴジラという存在の射程を照らし出すさまに注目したい。

芸術新潮編集長 高山れおな

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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